坂東彌十郎「大河で得たものが使えたような気がする」時政パパからの歌舞伎座主演へ意欲 - 芸能 : 日刊スポーツ

“時政パパ”で一躍人気になった坂東彌十郎（66）が「壽 初春大歌舞伎」（2日初日、東京・歌舞伎座）の第2部「人間万事金世中」で、歌舞伎座で約6年ぶりの主演を務める。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などでブレークした勢いそのまま、年初から駆け抜けるつもりだ。主演への意気込み、新年の抱負などを語った。新年の歌舞伎公演が都内4劇場で行われるのは3年ぶり。それぞれの見どころも。 ◇ ◇ ◇ 「人間万事－」は、明治初期を背景に、金に振り回される人々をユーモアたっぷりに描く。彌十郎は、おいの元に入った遺産を手に入れようとする、けちで強欲な勢左衛門を演じる。歌舞伎座では約6年ぶりの主演。柔和な笑みから、強い言葉が出てくる。 「僕はあまり加減って考えないんです。その時、その時、自分の持っているものすべてをかけてやってきました。彌十郎は主役が合わないなって言われるのは絶対嫌。これで（主演が）2度と