三菱商事「大還元競争」の号砲か 利益9割超を株主へ - 日本経済新聞

7日の東京株式市場で三菱商事（8058）の株価が一時10%強上昇し、上場来高値を更新した。前日に2023年4〜12月期決算にあわせて発表した5000億円の自社株買いが好感された。配当を含む今期（24年3月期）の総還元性向は9割を超え、利益の大半を株主に返すことになる。米国でもメタプラットフォームズが初の配当実施を発表し、成長と株主還元の両立を明確にした。投資家の高い要求に応え続ける「大還元競争」