創業94年老舗料亭に幕 10月末、財界人に愛され 福岡市の三光園 | 西日本新聞me

コロナ感染拡大で客足減 福岡市中央区清川の老舗料亭「三光園」が24日、10月末で営業を終了することを明らかにした。1926年に創業。九州だけでなく、中央の政財界人らにも長く親しまれてきたが、料亭文化の衰退に加え、新型コロナウイルスの感染拡大で客が激減。経営体力があるうちに94年の歴史に幕を下ろす決断をした。 既に従業員には営業終了の方針を伝えた。創業100年の節目を前に閉店を決めた2代目女将（おかみ）の宮本佳代さん（80）は「長い間、ひいきにしていただいた皆さまに心より感謝している」と語った。 三光園は昭和元年、佳代さんの両親が創業。太平洋戦争末期の福岡大空襲で全焼した後、現在の数寄屋造り3階建てに建て直した。 86年に佳代さんが女将を継いだ後、官公庁の接待自粛で売り上げが落ち込んでも大広間を活用して結婚披露宴の需要を取り込むなどして乗り切ってきた。しかし、今春以降、コロナ禍で予約のキャン

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『福岡市中央区清川の老舗料亭 #三光園 が10月末で営業を終了することを明らかにした。1926年に創業。料亭文化の衰退に加え、新型コロナウイルスの感染拡大で客が激減』