2020年 東京一極集中「増加人口年齢ゾーン分析」／圧倒的1位が示す人口集中の実態―新型コロナ人口動態解説(6)

新型コロナ感染拡大による人口動態の変化を解説するシリーズコラムの第6弾では、シリーズ第1弾の解説からお伝えしてきた「都道府県間人口移動によって各エリアに生じる人口増減のメインとなっている『ある年齢ゾーン』」について解説したい。 今回は、特に感染を回避して各エリアからの出控えが発生したコロナ禍においてもやはり転入超過数で第1位となった東京都にフォーカスし、「コロナ禍で東京都へ動いた人口の年齢プロファイリング」を行ってみたい。 2020年の人口動態について、転入超過エリアは2019年と同じ8都府県であることを（『新型コロナ人口動態解説(1)』参照、6位まで順位も不動）解説した。 転入超過数の第1位は変わらず東京都で、総数では3万1125人の増加であるが、うち男性9632人、女性2万1493人となり、男性の2.2倍もの女性が東京都に増加した（図表1）。 女性と男性の転入超過人数比が2.2倍という

[SasakiTakahiro]

男性転入超過1位は「神奈川県」。