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1-1●日誌--沢辺 | ポット出版
昨年末に、樋田 毅さんによる『彼は早稲田で死んだ 大学構内リンチ殺人事件の永遠』が、文藝春秋社から... 昨年末に、樋田 毅さんによる『彼は早稲田で死んだ 大学構内リンチ殺人事件の永遠』が、文藝春秋社から出版された。 この本は、第53回大宅壮一ノンフィクション賞を2022年5月12日に受賞。 今からちょうど50年前の11月に起こった、早稲田大学での川口大三郎さんが内ゲバでリンチの上に殺された事件を追ったノンフィクションだ。川口さんは当時2年生。 当時早稲田大学のいくつもの自治会の多数派だった革マル派が、対立党派の中核派の「スパイ」だとして、川口さんを捕まえて起こった事件だった。 著者の樋田さんは、一年後輩の1年生でおなじ文学部。 革マル派による、自治会支配が暴力的に行われていたという中でおこったこの事件に対して、樋田さんをはじめ、他の党派・非党派の学生運動活動家や、ノンポリの学生までもが「革マル追放」の運動を起こした。樋田さん自身「再建自治会(革マル派が主導権を握る自治会に替わって学生の再選挙