【朝刊先読み！】江戸中期から伝わる「掛合トランプ」に世代超え白熱 | 山陰中央新報デジタル

雲南市掛合町で２６０年以上親しまれる掛合トランプの大会が５日、掛合町掛合の掛合まめなかセンターであり、２０代～７０代の町民１２人が伝統的な遊びで親睦を深めた。 ゲームごとにペアを替えながら２人一組で対戦。エース、キング、クイーン、ジャックを「絵札」とし数字の多い順に強い札とする。手札から場に１枚ずつ出し、最も強い札を出した人が場の絵札を獲得し、多いペアが勝利する。 会場では参加者が机を囲み談笑しつつ手札の読み合いや駆け引きを楽しんだ。勝負が決まると、拍手や歓声とともに喜んだ。６ゲームを行い、成績を基に個人の順位を決めた。 小さい頃から家族で遊んだという近くの会社員影山月南（るな）さん（２１）は「年齢に関係なくできるのが魅力。知らない人と交流でき参加してよかった」と笑顔だった。掛合トランプ同好会の竹下三郎会長（７４）は「参加者に楽しんでもらえてうれしい。にぎわいのある大会を今後も続ける」と話