長男「実情理解した判決を」ＪＲ東海認知症事故訴訟

認知症介護のあり方が問われた裁判。死亡した男性の長男は代理人弁護士を通じてコメントを発表し、「これまでの判決（１、２審）は認知症の人と家族・関係者にとってあってはならない内容。認知症の実情や社会の流れをご理解いただき、温かい判決をお願いします」と最高裁に求めている。 また弁論終了後に会見した長男ら遺族側の代理人弁護士は、「あらゆる場合で家族が免責されるかといえばそれは違う。ただ、（家族が）通常期待されるべき手立てを取っていれば、誰も責任を負わないこともあるはずだ」と述べた。 さらにＪＲ東海側に「（認知症患者による事故発生は）事業に伴うリスクとすべきだ。ホームドア設置など、最善の努力が必要ではないか。（賠償を認めれば）事故防止策を取らずに訴訟を起こせばいいということになる」と、ＪＲ側の請求を認容することによる悪影響を指摘した。 今回、弁論を経て最高裁で判決が言い渡されることに、「子供の行為に