【日本の未来を考える】金利２％に上昇したら不動産価格は半額になる？ 学習院大教授・伊藤元重（1/2ページ）

株価や不動産価格が高すぎる。今後、こうした価格が下落していく可能性に備える必要がある。こうした指摘を内外のいろいろな論考で読むことが多い。確かに、米国でも欧州でも金利上昇の局面にあり、金利上昇が続けば、不動産や株の資産価格下落の原因ともなりうる。 では、仮に金利が１％から２％に上昇したとしたら、不動産価格はどれだけ変化するのだろうか。答えは難しい。税金、人々の予想、不動産への需要など、さまざまな要因が影響を及ぼすからだ。ただ、単純な経済計算によれば、金利が１％から２％に上がれば、不動産価格は半分になってもおかしくないという結論が出てくる。これは少し考えれば難しい話ではない。 例えば、毎月１０万、年間で１２０万円の家賃を生み出すアパートを想定してほしい。１％の金利でこのアパートへの投資が採算に合う金額はいくらだろうか。その答えは１億２千万円になることが分かるはずだ。１億２千万円を債券投資に回

[equilibrista]

ヒント：実質

[matsui899]

金利政策が効かない不況時代が長すぎて常識がおかしくなっている。金利が上昇するような景気が加熱した状態なら地価が下がるのでなくて家賃が2倍になる。

[maturi]

”超低金利が不動産価格を異常に押し上げている”　現在価値割引率

[NOV1975]

さっぱり意味がわからない。「採算があう＝トントン」だとして、アパートは収入から金利払って収入差し引き０、債券投資は１％儲かってる。