【話の肖像画】ヘンリー・Ｓ・ストークス（３）三島が訴えた米呪縛からの脱却

（２）に戻る 〈日本にとどまった理由の一つが作家、三島由紀夫との出会いだった。今年は生誕９０年、自決して４５年を迎える〉 三島は当時、昭和天皇を除くと、世界で最も話題性のある日本人でした。「日本の魂」に触れようとインタビューしました。彼の率直さが好きでした。 〈１９６９（昭和４４）年３月、三島の富士山麓雪中演習に外国人として初めて同行した〉 「日本はどう生きるべきか」。三島は苦悩の中にいました。彼の指摘は本質を突いていました。彼を通して日本が抱える問題と進むべき方向性が見えました。三島は、米国によって日本が「属国化」されたことを嘆いていました。 〈１９７０（昭和４５）年１１月２５日、三島が自決した日、マニラに向かうはずだった。台風で飛行機が欠航となり、自決を知った〉 茫然（ぼうぜん）となりました。中途半端な行動をしない男で、死ぬといえば、どんなことがあっても死ぬと思っていたからです。１カ月

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いたのは、一、反米でなかったこと、二、TPOを間違えて命を懸けたこと。だけど、「正しく」属国からの脱却を訴えている私だって中共当局頼りだもんなあ。 なお、この記事の元記者、NYタイムスじゃなくFT等の方の経歴を