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広がる「給付型奨学金」 学生支援へ国・企業も名乗り(1/3ページ)
貧困家庭の増加など学生を取り巻く環境が厳しさを増す中、経済的に苦しい学生を支援しようとする社会の... 貧困家庭の増加など学生を取り巻く環境が厳しさを増す中、経済的に苦しい学生を支援しようとする社会の動きが広がっている。文部科学省は今年度から、返済不要の給付型奨学金の支給を先行実施。民間団体や企業も導入を進めている。与党内でも教育無償化の実現に向けた議論が盛んだ。専門家は学生生活を支える柱が強化されることに「意義は大きい」と評価しながらも、条件付きの奨学金制度については慎重な利用を呼びかけている。 私立大3年の竹内雅貴さん(21)は日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を受けている。「借りるのはなるべく短い年数にしたい」と考え、アルバイト代も学費などに充てている。竹内さんは「勉強したいことがあっても、時間とお金がかかると考えて思いとどまることがあった」と明かす。 ■ 与党内では安倍晋三首相(自民党総裁)が憲法改正による教育の無償化を打ち出したことで、議論が活発になっている。自民党教育再生実行
2017/06/04 リンク