【農協改革】自民党で議論スタート 「落選させる実力」はなお 統一地方選前の「踏み絵」に議員ら戦々恐々…（1/3ページ） - 産経ニュース

自民党は２０日、安倍晋三首相が岩盤規制の象徴に掲げる農協改革の法案検討プロジェクトチーム（ＰＴ、吉川貴盛座長）の会合を開いた。農協改革の実現に向け、本格的な党内論議のキックオフとなったが、会合では反対論が続出。佐賀県知事選で農協改革に前向きだった自民、公明両党の推薦候補が敗れ、農林族議員が勢いづく中、議論の取りまとめは難航しそうだ。（力武崇樹） 「２６日召集の通常国会で（農協改革の関連）法案が提出される。それまでに法案の骨格を決めさせていただく」 吉川氏は会合の冒頭、法案の骨格策定に向けたタイムリミットを宣告。これが慎重な議論を求める地方選出議員の闘志に火を付け、改革への懸念や異論が一気に噴き出した。