【経済インサイド】海外企業の買収は「２割引きのバーゲンセール！」 円高で日本関連Ｍ＆Ａ急増 下期は保険業界で相次ぐ？（1/3ページ）

【経済インサイド】海外企業の買収は「２割引きのバーゲンセール！」 円高で日本関連Ｍ＆Ａ急増 下期は保険業界で相次ぐ？ 平成２８年度上半期（４〜９月）の日本関連Ｍ＆Ａ（企業の合併・買収）は、前年同期比６．６％増の９．６兆円となり、１１年に次ぐ歴代２位の高水準だったことがロイターの調査で分かった。案件数では１５３９件と過去最高だったという。人口減など今後の国内市場縮小に備えた再編としての位置付けに加え、市場拡大が見込める海外展開の強化が主な理由だが、ここにきて円高が進行していることが背中を押しているようだ。 上半期の買収金額で首位だったのは、英半導体開発大手アーム・ホールディングスを約２４０億ポンド（約３兆３０００億円）で買収したソフトバンクグループ。大きな成長が見込まれる、多くの機器がインターネットを通じて相互につながる「モノのインターネット（ＩｏＴ）」の分野の核となる技術で高い競争力を持つ