巫女が心込め縁起物用意 迎春準備大詰め 兵庫・出石神社

新春を控え、豊岡市出石町宮内の出石神社で、初詣の参拝客らに授与する破魔矢やお札など縁起物の用意が大詰めを迎えた。氏子の高校生らが務める巫女（みこ）が、おみくじを木箱に入れたり、福箸を袋に詰めたりして、初詣客の受け入れ準備に追われている。 同神社は但馬開発の祖神、天日槍命（あめのひぼこのみこと）を祭り、「但馬一の宮神社」として古来信仰を集めている。縁起物の準備は、神職のほか地元の高校生や大学生らがふんする巫女が、社務所で心を込めて、破魔矢やお札、熊手、干支の置物や土鈴など計１万点を用意する。 同神社では元日、太鼓が打ち鳴らされて新年を迎える。先着５００人に干支の杯でお神酒を振る舞い、千人に福箸が無料で授与される。今年は正月三が日で約２万４千人が参拝に訪れた。 巫女の１人、出石高校２年、田原佳奈さん（１７）は「参拝客と笑顔で接したい」と抱負を話した。長尾家典宮司（４９）は「来年は困難を乗り越え

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