上尾市長選、鈴木市議が出馬表明 新議長には道下氏 埼玉

上尾市の入札情報漏洩（ろうえい）事件で、前市長の島村穣容疑者（７３）＝公契約関係競売入札妨害などの疑いで逮捕＝の辞職に伴う出直し市長選で、上尾政策フォーラムの鈴木茂同市議（６２）が１０日、立候補を表明した。前議長の田中守容疑者（７２）＝同＝の辞職を受け、新議長に公明党市議団の道下文男市議（５９）が同市議会臨時会で選出された。 同市役所で会見を開いた鈴木市議は「腐敗体質を一掃したい」と事件を起こした前体制を批判し、契約の透明化やチェック体制の強化などを第一に訴えた。市政全般については「子育て、教育、福祉の街にしたい」として、放課後子供教室の拡充や健康マイレージの導入などを公約に掲げた。 同市図書館移転計画については凍結を訴え、コストを算出してメリット、デメリットを提示し、市民にアンケートの形で意見を求める方向。会見には「上尾の図書館を考える会」として署名活動などに参加していた大学院生、田島純