【ｆｒｏｍ社会部】８０歳「カムカムおじいさん」ＪＲを動かした！！ 行動力に脱帽（1/2ページ）

多い日では１日６０人以上。５カ月で少なくとも約２千人…。まさか、そんなに多くの外国人が乗り間違えているなんて、正直、はじめは信じがたかった。 ＪＲ「関空快速」に連結された「紀州路快速」が途中駅で切り離されることを知らずに乗ってしまい、関西国際空港に行くはずが和歌山方面へ行ってしまう外国人旅行者をみかね、ボランティアで乗り換え案内をしている追田清文さん（８０）を取材したときのことだ。 半信半疑で追田さんがいる切り離し駅の日根野駅に向かうと、いるわ、いるわ…。約１５分おきに到着する紀州路快速の中でスーツケースを抱えたまま、降りる様子もなく座ったままの人が毎回のようにいるのだ。 日根野駅での停車時間はわずか２分。素早く伝えて車両を乗り換えてもらうために、追田さんはさまざまな工夫をしていた。一目で分かるように図を示し、ホームに降りてオロオロしているようだったら、手招きしながら関空行きの車両まで一緒