シンガポール海峡で貨物船沈没、乗員６人不明

【シンガポール＝吉村英輝】日本のタンカーなどの主要航路となっているシンガポール海峡で１６日夜、貨物船とタンカーが衝突。貨物船が沈没し、乗組員６人が行方不明となった。シンガポール海事港湾庁は、付近を航行する船舶に、不明者捜索への協力を呼びかけている。また、海峡の交通に「ただちに障害はない」としているが、貨物船の積み荷である燃料油の流出などに備えている。 同庁によると、衝突は１６日午後８時（日本時間同９時）１４分、インドネシアの領海、バタム島北西１１キロの海上で発生。中南米アンティグア・バーブーダの国旗を掲げた貨物船が沈没した。ケイマン諸島船籍のタンカーには大きな損傷はなかったという。