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経営企画部門は本当に役に立っている? デジタル敗戦の「戦犯」扱いされているワケ
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経営企画部門は本当に役に立っている? デジタル敗戦の「戦犯」扱いされているワケ
そもそも、経営企画部門はどんな仕事をしているのだろうか。 企業によって具体的な内容は違うが、一般的... そもそも、経営企画部門はどんな仕事をしているのだろうか。 企業によって具体的な内容は違うが、一般的にその業務範囲は、企業の戦略立案や中長期の経営計画作成のほか、社員がパフォーマンスを発揮できるように組織を管理・運営するマネジメント・コントロール、取締役会の事務局などトップマネジメントに直結した事務的業務など多岐にわたる。 この「経企」を設置する習慣が日本だけに定着するまでには、ややこみいった歴史的経緯がある。 日本では第2次世界大戦後の1950年代、当時の通産省によって米国企業の「コントローラー制」を導入し、日本企業の経理財務部門にコントローラー機能を持たせることが検討された。 米国におけるコントローラー制とは、CFO(最高財務責任者)の下で財務計画立案や財務データ分析などを担う財務管理担当者を指す。ただ、借入金の依存度が高かった当時の日本企業の経理部門では、新たな業務を担当するほどの余裕