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12年で市場規模50倍 ロボット農機が日本に「もうかる農業」を作り出す
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12年で市場規模50倍 ロボット農機が日本に「もうかる農業」を作り出す
経済ジャーナリスト。1959年7月1日生まれ。同志社大学法学部卒。「週刊現代」「NEXT」「FORBES日本版」... 経済ジャーナリスト。1959年7月1日生まれ。同志社大学法学部卒。「週刊現代」「NEXT」「FORBES日本版」等の記者を経て、経済・経営に関する執筆活動を続けている。 格段に広くなった農地、しかし人手不足と高齢化 日本列島に「実りの秋」到来。今年の新米が出回る季節を前に、米作地では稲刈りで忙しい。表面的には日本の農村は昔とまったく変わらないたたずまいのように見えるが、農村経済の実情は決して昔と同じではない。 現在中高年以上の読者の中には、学生時代の社会科で「日本の農業は北海道を除けば、耕作面積1ヘクタール未満の小規模農家がひしめく」と習った方も多いだろう。 戦後の農地改革で地主が所有していた農地が細かく分割され、土地を得て小作農から自作農に変わった農家が「なりわい」として猫の額ほどの狭い農地を家族単位で耕作する。そのせいもあって欧米のような農業経営の近代化(企業化、資本の集約)が進まず、