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〈社説〉検察の違法捜査 供述依存、根本から見直せ|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト
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〈社説〉検察の違法捜査 供述依存、根本から見直せ|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト
供述に依存している捜査に根本的な改善を迫る決定だ。 大阪地検特捜部が行った捜査で違法な取り調べがあ... 供述に依存している捜査に根本的な改善を迫る決定だ。 大阪地検特捜部が行った捜査で違法な取り調べがあったとして、大阪高裁が、担当した検事の刑事責任を問うことを決めた。今後、大阪地裁で裁判が開かれることになる。 業務上横領事件で逮捕、起訴され、無罪となった不動産会社の元社長が特別公務員暴行陵虐罪で裁くよう求めていた。請求を棄却した大阪地裁の決定を取り消した。 「元社長も共犯」という特捜部の見立てに沿った供述を引き出すため、検事は元社長の部下を連日取り調べ、机をたたき、長時間にわたって大声で威圧、罵倒した。大阪高裁はこれを「検察官に迎合する虚偽供述を誘発する危険性が大きい」と重く見た。 注目すべきは、それを検事個人ではなく、組織の問題だと指摘している点だ。 取り調べの様子は検察が録音・録画していた。2010年、元厚生労働事務次官の村木厚子さんが無罪となった大阪地検特捜部の証拠改ざん事件を機に一部