第32回 成功報酬型にご用心（橘玲の世界は損得勘定） – 橘玲 公式BLOG

前回、居酒屋などで2割引のクーポンが乱発されていることを書いた。今回はその続きだ。 私が住んでいる町では、日が落ちる頃から居酒屋の呼び込みが大挙して現われる。「お安くしときますよ」と通行人に片っ端から声をかけ、店に客を連れて行こうとさかんに勧誘する。 こうした呼び込みのいる店と、割引クーポンを出している店はほぼ重なっている。 呼び込みが客を連れてくると、店は飲食代金の20%を“成功報酬”としてキックバックする。20人の団体客をつかまえて、飲み放題込みで1人3500円のコースを注文してもらえば、売上げ7万円の2割＝1万4000円が呼び込みの取り分になる。これは時給1000円として14時間分の労働に相当するから、思いのほか割のいい仕事だ。 町に呼び込みが溢れるようになったのも、この成功報酬制から説明できる。客を連れてこなければ店は1銭も払わなくていいのだから、呼び込みの数は多ければ多いほどいい

[D-S-C-H]

情報を得る手間と、、、;“第32回　成功報酬型にご用心（橘玲の世界は損得勘定）” via @digg

[fragilee]

売り手と買い手が騙し合うことを前提とした商売は、いつまでも続かないんじゃないだろうか。

[bayaread]

「マルチ商法やネットワークビジネスはユーザーを営業マンに仕立て上げる成功報酬型マーケティングで、いったん波に乗ると爆発的に成長し、一挙に崩壊する。これに引っかかると人生が破綻するから注意が必要だ。」

[a1ot]

公共事業の発注代金『理屈のうえでは、直接来店でその分（呼び込みにキックバックを支払わない分）だけ料金をまけてもらえるはずだ』

[kikai-taro]

>>マルチ商法やネットワークビジネスはユーザーを営業マンに仕立て上げる成功報酬型マーケティングで、いったん波に乗ると爆発的に成長し、一挙に崩壊する。これに引っかかると人生が破綻するから注意が必要