スタジアム通り 街路樹伐採 港区「説明尽くした」 住民団体は落胆：東京新聞 TOKYO Web

東京メトロ銀座線の外苑前駅（東京都港区）から秩父宮ラグビー場や神宮球場へ延びる区道「スタジアム通り」の街路樹アオギリの伐採に区が七日までに着手した。保存を求める区内の住民グループに配慮し七月にいったん見合わせていた。区は「説明を尽くした」とするが、住民グループは「区は伐採方針を説明するだけで話し合いの余地がなかった」と落胆している。 区によると、通りの港区域は三百十九メートル。試合開催日に混雑するとして、片側二車線から片側一車線にして、歩道を広げたり自転車道を設けたりする。樹齢半世紀以上とみられるアオギリ三十八本が両側の歩道に植わっていたが、七日までに十七本を切った。 区の担当者は「住民グループの見解を詳しく聞こうとしたが、電話がほとんどつながらなかった」と釈明。木が老いて台風などで枝が折れたこともあるとし「切らざるを得ない。地元や区議会にあらためて説明もした」と話した。（井上靖史）

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