欧ロ対立、因縁のミュンヘン安保会議、17日開幕 07年にプーチン氏がNATOの東方拡大を批判：東京新聞 TOKYO Web

【モスクワ＝小柳悠志】ドイツで17〜19日、日米欧の首脳・閣僚らが参加して恒例のミュンヘン安全保障会議が開かれる。ロシアの侵攻から1年を前に、ウクライナに対する軍事支援などが議題となる見通し。今回の会議に招待されていないロシアが反発するのは必至で、欧ロの対立はさらに激化するとみられる。 会議にはハリス米副大統領、日本の林芳正外相、英独仏や欧州連合（EU）の首脳らが出席する予定。対ウクライナ支援での結束を確認する方針だが、ウクライナが求めている戦闘機など新たな兵器供与が決まるかは不透明だ。中国の外交担当トップ、王毅（おうき）共産党政治局員も参加する。 ロシアのプーチン大統領は2007年にミュンヘン安保会議に出席し、米欧の軍事同盟、北大西洋条約機構（NATO）の東方拡大を強く批判した。冷戦期に「超大国」として覇権を競った米ソのうち、ソ連の後継国ロシアが衰退して「米国一強」となったことへの反発と

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プーチン大統領は2007年にミュンヘン安保会議に出席し、NATOの東方拡大を強く批判した。その後、ロシアは08年に親米路線となっていたジョージアと交戦するなど旧ソ連圏での軍事行動を加速。ウクライナ侵攻の遠因ともな