想定を超える猛暑到来で、アイスメーカー各社は主力品の生産を最優先としている。 各地で35℃以上の猛暑日が続き、気象庁は熱中症への厳重警戒を呼びかけている。 【写真】2023年猛暑の中で展開されるアイス売場 アイスの主力品はお盆までは耐えられる分の備蓄を確保しており、8月4日時点では緊急対応などのひっ迫感はないが、メーカーは一部夏物商品の終売時期を早めたり、生産調整を行うなどして、店頭で商品を切らさないように主力品を最優先に生産している。 7月の売上は、ロッテの夏仕立て「クーリッシュ」が前年比25%増と好調だった昨年からさらに伸ばし、「爽」も新フレーバーのヒットと猛暑で18%増と押し上げた。「スイカバー」など一部夏物の商品も店頭回転がよく、予定より2週間前倒しで終売を予定している。 夏の販売ボリュームが特に大きい赤城乳業は、主力の「ガリガリ君」ブランドが19%の伸びを示し、フレーバーにより追