実篤に挑戦 調布の若葉小 色紙に絵と言葉を描いて23年：東京新聞 TOKYO Web

東京都調布市立若葉小学校の児童が、武者小路実篤（一八八五〜一九七六年）が好んで色紙や掛け軸に描いた「画賛」を参考に、オリジナルの作風の画賛作りに励んでいる。児童らの作品は、同市若葉町の武者小路実篤記念館で展示されている。十六日まで。 同校は記念館との教育連携の一環として一九九九年から、五年生の図画工作の授業で作品づくりを続けている。学校から徒歩で約五分の旧実篤邸や広大な庭を保全している実篤公園に出掛け、スケッチから始める。図画室で色紙に絵を描き、言葉を添え、最後に消しゴムで作った落款を押して完成させる。二カ月余の工程だ。