小児のマイナ読み取ったら「高所得」と誤表示 保険証一体化トラブル 神奈川県の87医療機関で報告：東京新聞 TOKYO Web

マイナンバーカードに一体化した「マイナ保険証」などの情報を専用システムで読み取る「オンライン資格確認」を巡り、神奈川県保険医協会は四日、県内でトラブルが相次いでいるとして、現行の健康保険証を残すべきだとする声明を発表した。藤田倫成（みちなり）理事は記者会見で「表示される結果が信頼できない。現行の保険証の廃止をやめることが最善策だ」と強調した。 声明は、会員の約五千百医療機関を対象としたアンケートの結果を踏まえてまとめた。オンライン資格確認にかかわるトラブルを尋ねたところ、登録された患者情報が誤っており、表示された患者の自己負担割合が実際と異なるケースが十六市町の八十七医療機関から報告された。六歳未満の小児なのに「高所得 現役並み」と表示されたケースもあったという。 自由意見では、「他人の情報が入っていることがある」「新しい保険資格が反映されていない」などの指摘や、「手間が増えた」といった声