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空疎な「政治とカネ」論争の裏で国家100年の計に関わる重大な法律が次々と作られている(白鳥浩法政大学大学院公共政策研究科教授) -マル激
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空疎な「政治とカネ」論争の裏で国家100年の計に関わる重大な法律が次々と作られている(白鳥浩法政大学大学院公共政策研究科教授) -マル激
通常国会が6月23日に閉会する。 この国会は自民党の裏金スキャンダルに端を発する政治改革、とりわけ政... 通常国会が6月23日に閉会する。 この国会は自民党の裏金スキャンダルに端を発する政治改革、とりわけ政治資金を巡る論議に多大な時間とエネルギーが費やされ、メディア報道も自ずと政治とカネ問題に集中した。しかし、その裏では国家100年の計に関わると言っても過言ではない重要な法律が、さしたる審議も経ずに次々と成立していた。 国民の生殺与奪に関わる意思決定を行う政治が国民の信頼を得ているかどうかは、民主主義の国にとっては死活問題ではある。しかし、その論議に目を奪われて、その間に国民の生殺与奪に関わる重大な意思決定がさしたる審議も経ずに次々と下されてしまうのは、まったくもって本末転倒だ。ましてや史上最低水準の支持しか得ていない政権に、そのような重大な決定を委ねて本当にいいのだろうか。 悪法も法なり。法律ができてしまえば、それは善し悪しにかかわらず執行される。また、一旦作られてしまった法律や制度は一度走