銭湯文化 冷めないで

２８日に営業を終える京極湯（上京区で）レンガでつくられた京極湯の煙突（上京区で）京極湯の釜に薪をくべる高村さん（上京区で）のれんが目を引く鴨川湯の外観（左京区で）「やれるならなんぼでもやりたいんですけどね」と残念がる明石さん（左京区で） 老朽化 相次ぐ閉業 府内で銭湯の閉業が相次いでいる。錦市場近くの「錦湯」が６月に９５年の歴史に幕を下ろしたほか、西陣京極にある「京極湯」（上京区）が２８日に、鴨川のほとりの「鴨川湯」（左京区）が９月末に営業を終える。設備が老朽化する一方で、利用客の減少や物価高騰のため、修繕に必要な多額の費用をまかなえないのが主な理由だ。京の銭湯業界は厳しい局面を迎えている。（上万俊弥） 京極湯 「まだ続けるか悩んだけど、建物も自分も年をとったからね」。京極湯を営む高村諄一さん（７６）は寂しそうに閉業の理由を語った。かつては映画館が多く立ち並んだ西陣京極の地で、７５年近く人

[azumakuniyuki]

鴨川湯の経営者って2020年に変わってたんや