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米軍基地の有事駐留論 戦略家どころか夢想家との反論が出る
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米軍基地の有事駐留論 戦略家どころか夢想家との反論が出る
通常国会が1月26日から始まる。まずは予算案審議からだが、最大の焦点はその後に控える集団的自衛権の法... 通常国会が1月26日から始まる。まずは予算案審議からだが、最大の焦点はその後に控える集団的自衛権の法制化議論だ。そこで一足先に論点を示しておきたい。 それは「日本にある米軍基地をどう考えるか」という問題である。言うまでもなく、米軍基地は北朝鮮や中国の脅威に対する抑止力(=けん制効果)になっている。基地の存在は集団的自衛権問題と裏腹の関係である。 そこで、私は元日のテレビ朝日『朝まで生テレビ!』で同席した集団的自衛権反対派の論客である孫崎享(うける)・元外務省国際情報局長に「米軍基地をどう考えるか」と尋ねてみた。すると孫崎氏は「有事駐留!」と答えた。 つまり「朝鮮半島有事の際には米軍に駐留してもらうが、平時は撤退してもらうべきだ」という考え方だ。放送では「有事駐留」としか流れていないが、後で本人に確認したから間違いない。本気でそう考えているのだ。 これには本当に驚いた。そんな話が通用すると思