日産 第三者委が社外取締役の役割強化などの提言まとめる | NHKニュース

ゴーン前会長の不正を受けて設けられた日産自動車の第三者委員会は不正の原因として前会長への権限の集中と取締役会などのチェック機能が働かなかったことを指摘しました。そのうえで社外取締役の役割の強化など経営体制の見直しに関する提言をまとめました。 提言によりますとゴーン前会長の不正について「典型的な経営者不正」であり、私的利益を追求している点で粉飾決算など「会社のため」とする過去の上場企業の経営者の不正と根本的に異なると指摘しています。 また、不正の原因として人事や報酬などの権限がゴーン前会長に集中し、反論したり、「できないと言えない」企業風土が熟成されていったことや、取締役会などのチェック機能が有効に働かなかったことをあげています。 そのうえで、対策として取締役の過半数を独立性のある社外取締役とすることや、役員の報酬や取締役の人選を社外取締役などが決める指名委員会等設置会社へ移行すること。 そ