「固定給の中に残業代」提訴｜NHK 東海のニュース

名古屋市の飲食店で働いていた男性が、月給の中に月８０時間分の残業代が含まれている契約は無効だとして、未払いの残業代などの支払いを求める訴えを名古屋地方裁判所に起こしました。 訴えを起こしたのは、名古屋市で飲食店を展開する「プライムサービス」で働いていた５０歳の男性です。 男性によりますと、採用が内定した時に会社から「月給３０万円」と言われましたが、その後、「月給の中には月８０時間分の固定残業代１１万円余りが含まれる」という契約内容を示されたということです。 男性は、会社に金を借りて引っ越しをした後だったため契約書にサインし、名古屋市内の店舗で接客や調理などを担当していましたが、ことし４月から１か月当たり平均２１７時間の残業を強いられ、１０月になって「抑うつ状態」と診断されたということです。 男性は、月給の中に、過労死ラインに当たる月８０時間分の残業代が含まれている契約は、安全に配慮する義務