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公取委にまた叱られた、下請けの技術者を「搾取」し続けるIT業界の懲りない面々
日本は41年ぶりのインフレなのだという。物価が適度に上がるのは経済を回す上では結構なことだが、個人... 日本は41年ぶりのインフレなのだという。物価が適度に上がるのは経済を回す上では結構なことだが、個人としては収入が増えなければ生活は厳しくなるばかり。だから今の日本では、賃上げが最重要課題の1つだ。我らが人月商売のIT業界でも、大手SIerなどでは大幅な賃上げが期待でき、ほくほく顔の読者も多いことだろう。だが、下請けITベンダーの技術者の場合はどうか。SIerらが人月単価を抑えたままなら賃上げはあり得ないからな。 さて、SIerを頂点にIT業界の多重下請け構造に連なる懲りない面々は、少しは悔い改めて人月単価のアップ、ひいては技術者の賃上げに向け動き出しているのだろうか。実はあまり注目されなかったが、そんな疑問にある程度答えてくれる調査報告が年も押し詰まった時期に出されていたのだ。公正取引委員会が2023年12月27日に公表した「独占禁止法上の『優越的地位の濫用』に係るコスト上昇分の価格転嫁円
2024/01/15 リンク