「国葬の法的根拠」再考 岸田首相は"根本的な理由"を説明していなかった

この間の国葬をめぐる報道や議論を見聞きしながら、「法的議論」と「政治的議論」がごっちゃになっていないか、両者を切り分ける必要があるのではないか、「法的根拠」という言葉のあいまいさに注意しなければならないのではないか、という問題意識をもっています。 最初に申し上げておくと、私は、国葬について強い賛成の立場でも強い反対の立場でもありません。岸田首相の方針表明直後、7月16日にYahoo!に寄稿しました。そこでは、政府の説明を踏まえ、国葬は閣議決定で行うことができるとしつつ、社会的分断が広がることへの懸念を示しました。その時の「反対者に強制してはならないのと同様、静かに追悼しようとする行為を妨害するべきではない」との考えは、今も変わりません。

[world3]

極めて真っ当なことが書かれている。ここまで丁寧に説明されても分からない人は、永遠に分からない人だろう。

[myogab]

日本は歴史的に、国葬の規定が無いのではなく、廃止したのだ。廃止した根拠を越える理由無く、軽々と復活させて良い道理は無い。法的安定性からも。侵害留保説なんて通常裁判を起す前提に被害訴えが要る現実の逆説で

[crimsonstarroad]

当然しないという暗黙の了解のある儀式を明示的に禁じる法律がなかった。人権を制限しなければ〜という結論は、閣議決定さえすれば岸田首相の親族の葬儀すら国葬にできることを意味してるわけだが、それで良いのか。

[WildWideWeb]

誠実な態度だと思うが、もはやこんな説明で納得する人は少ないだろう。内閣法制局と衆議院法制局の区別がつかない人もいるし。国葬に決めたことは法的根拠ではなく政治的な観点で失敗だったと思う。

[paravola]

なぜ違憲・違法とならないのか／政府は「国葬の実施は、個々の国民に弔意を求めるものではない」と繰り返し説明してきました。これは国葬の実施は「人権・権利制限を伴うこと」ではないことを意味しています

[yukisno]

「法的議論」と「政治的議論」は分けましょうという話からはじまって、法的な面では現時点で問題ないという結論。論点がとてもわかりやすかった

[goadbin]

なるほど。

[kaikaji]

"人権・権利制限を伴わないなら「必要的法律事項」ではない、という学説（法理論）が、法律の規定がなくても国葬の実施を行政権・内閣の一存で決めることが可能であることの、根本的な法的根拠"

[ysync]

「法律の世界では『法的根拠』イコール『法律の条文』ではない」はい。わかりやすい。／反対派は、国葬反対じゃなくて、予備費を独断で勝手に使うなと騒ぐべきだったんかな。

[shoechang]

国葬令が廃止された経緯と過去の合同葬から国葬儀へ変更できるようになったことについて見解が変わったことを首相と内閣法制局は説明するのが丁寧な説明だと思う。

[soybeancucumber]

この国では正論も倫理も秩序も、朝鮮カルト政権の前では無力だ。。。

[fraction]

そりゃないから仕方ないが、ガス抜きも必要よ？国葬儀は国葬でなく、政党政治の世界で今、政権を握ってる与党が行政府として国の名を借りて私的に行う儀式、あたりが落とし所かと。

[bros_tama]

これは必読．