【岩手・宮城内陸地震】「栗原市を全国に発信したい」…旅館崩落で死亡の地域プランナーと鉄博学芸員 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

岩手・宮城内陸地震で、宮城県栗原市の温泉旅館「駒の湯温泉」の災害現場で１５日、死亡が確認された地域プランナーの麦屋弥生さん（４８）＝東京都葛飾区＝と、鉄道博物館学芸員、岸由一郎（ゆいちろう）さん（３５）＝東京都北区。２人は廃線になった第三セクター「くりはら田園鉄道」の保存活用を検討する委員会のメンバーとして、栗原市の活性化を熱心に支えてきた。２人が遺体でみつかったことに、関係者は胸を痛め、死を悼む声が相次いだ。 「『栗原の人以上に栗原を全国に発信していきたい』と栗原市のことを思ってくれた」 栗原市企画部長の佐々木久さんは、麦屋さんの人柄をそう話した。 同市のまちづくりのアドバイザーを務めていた麦屋さん。栗駒山の自然に愛着を持つようになり、緑が映えるこの時期、宿泊先に山の中腹にある駒の湯温泉を選んだようだ。 津田塾大卒業後、日本交通公社に入社。観光計画や地域調査が専門で、平成１６年からはフリ