大飯９月まで運転継続へ 大規模施設５年猶与 安全基準で規制委 - MSN産経ニュース

原子力規制委員会は１９日、７月に施行される新安全基準の基本方針をまとめた。国内で唯一運転している関西電力大飯原発（福井県）３、４号機について、新基準への対応状況を確認した上で、７月に運転停止を求めず定期検査に入る９月まで運転を可能にすることを確認した。新基準で必要となる大規模な安全設備には５年間の猶予期間を設けることも決めた。 新基準では、稼働中の大飯原発にどう適用するかや、再稼働に向け基準をどこまで満たすか適用条件が焦点になっていた。 規制委の田中俊一委員長は同日午後の会見で、「新しい基準を施行するときには、社会的な影響を考えて期間に現実的な余裕を持たせないといけない」と述べた。 規制委は大飯３、４号機の適合の確認作業を、新基準の内容が固まった段階で、７月の施行を待たずに始める。安全上重大な問題があると判断した場合は運転停止を求めるが、問題がなければ９月の停止後に正式に審査する。 再稼働

[Ereni]

原子力規制委。大飯原発。『規制委の田中俊一委員長は同日午後の会見で、「新しい基準を施行するときには、社会的な影響を考えて期間に現実的な余裕を持たせないといけない」と』