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美術品の劣化、新手の防止法 (1/2ページ) - MSN産経ニュース
美術品をカビや害虫の被害から守るため、新手法の導入が各地の美術館や博物館で進んでいる。これまで一... 美術品をカビや害虫の被害から守るため、新手法の導入が各地の美術館や博物館で進んでいる。これまで一般的だった防除法が、オゾン層を破壊する薬剤を使用しているとして全廃されて5年。保存袋の使用や人の手によるチェック、化学薬剤を最小限にするという「環境にいい」手法の登場で、修復の高額費用に悩む美術館にも歓迎されている。(小川寛太) ■いい立地は適さず 静岡県伊東市の「池田20世紀美術館」は近隣に湖やペンションなどが並ぶ好ロケーションの中、パブロ・ピカソの「近衛兵と鳩」やマルク・シャガールの名画も含め、約1300点の美術品収蔵を誇る。 しかし、絵画を段ボールで包むなどしていたため、多くの絵画にカビなどによる劣化が見つかった。温度や湿度の季節差が大きい日本の気候に加え、近隣の湖で湿度が高く、カビが増殖しやすいことが判明した。 国内の美術館や博物館は環境のいい立地が多いが、同美術館の保管状況などを調査し
2009/11/16 リンク