学生生活費、２０年前の水準に 食費切りつめも - MSN産経ニュース

親元を離れて下宿する大学生の生活費が、昨年は約２０年前の水準にまで減少していたことが、全国大学生活協同組合連合会の「学生生活実態調査」でわかった。 下宿生の１カ月当たりの生活費は、前年比５３７０円減（４・０％減）の１２万８８９０円で、平成３年（１２万８３９０円）と同水準の低さ。仕送り額の減少により、生活のため食費を切りつめている下宿生の実態も明らかになった。 調査は昨年１０～１１月、３５大学生協を対象に実施し、９９９９人（３５・７％）から回答を得た。 下宿生の主な収入源となる仕送りの月額は、前年比２３５０円減の７万７５８０円。仕送り額が５万円未満の学生は１０年前と比べ１２・７ポイント増の２０・７％で、初めて２割を超えた。仕送りゼロの下宿生も増加傾向にあり、８・３％と前年比０・４ポイント増となった。