青函連絡船乗組員、最後の法要 函館山で遺族会節目の七十回忌 - MSN産経ニュース

北海道の函館と青森を結んでいた青函連絡船に乗務し、戦時中の空襲や洞爺丸事故などで犠牲になった乗組員の北海道側の遺族でつくる「青函連絡船殉職者遺族会」が主催する最後の慰霊法要が７日、函館市内にある慰霊碑前で営まれた。 遺族の高齢化や昭和２０年の空襲から七十回忌の区切りになることから、遺族会による法要は最後とし、来年以降は自主参拝とする。 遺族会などによると、２０年７月１４、１５日の函館空襲で米軍の攻撃を受け、青函連絡船１０隻が沈没・炎上した。２８年に乗組員の慰霊碑が建てられたが、翌２９年９月２６日には洞爺丸台風で洞爺丸など５隻が沈没。その後の事故も含め、殉職者は計７９３人になるという。 平成１８年に函館空襲と洞爺丸事故の遺族会が合併、毎年７月７日に慰霊碑前で法要を続けてきたが、遺族の高齢化で参列者が減っていた。一方、９月２６日に洞爺丸事故の現場に近い北海道北斗市の七重浜で営む法要は、乗客の遺