「中込空くんを救う会」が解散 余剰金は長野の少女にリレー 山梨 - MSN産経ニュース

拡張型心筋症だったが、平成２３年に米国で心臓移植手術に成功し帰国した南アルプス市の中込空さん（２３）を、募金活動で支えてきた「中込空くんを救う会」の五十嵐有子代表は２５日、南アルプス市役所で記者会見した。五十嵐代表は会の役目を果たし、活動を終了すると同時に、募金活動で集まったうち約３千万円の余剰金について、「空くん基金」を設立して日本移植支援協会に活用を託すと発表した。基金は劇症型心筋炎で苦しむ長野県諏訪市の小松愛子さん（７）の移植費用に充てられるという。 空さんは７歳で拡張型心筋症を発症。入退院を繰り返し、移植手術を受ける以外に助かる道はないとされ、五十嵐代表らが救う会を設け、渡米費、手術費を支度するため２２年９月から募金活動を開始した。１億５千万円を超える費用が必要とされながら、目標額に足踏みをする時期もあったという。しかし、空さんが渡米するころ、円高の追い風もあって３千万円の余剰金を