中東和平協議「イスラエル国家の承認が必要」 米特使にネタニヤフ氏 - MSN産経ニュース

１６日、イスラエルのテルアビブで、米国のミッチェル中東和平担当特使（左）と会談するイスラエルのネタニヤフ首相（ロイター） イスラエルのネタニヤフ首相は１６日夜、同国訪問中の米国のミッチェル中東和平担当特使と会談、パレスチナ国家樹立による２国家共存を前提とした中東和平を協議する前に「パレスチナ側がイスラエルをユダヤ人国家として認める必要がある」と述べた。 パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは、イスラエルの生存権を認めていない。対アラブ強硬派のネタニヤフ政権発足後初の特使派遣で、２国家共存を支持するオバマ米政権は、早くもくぎを刺された形だ。 ミッチェル氏と同日会談したイスラエルのリーベルマン外相も、中東和平には新しいアプローチが必要との考えを表明した。（共同）