【上海地下鉄追突】「開通ありき」の突貫工事…２度あることは３度ある＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース

中国最大の経済都市、上海市で地下鉄の総延長が４２０キロに達し、ロンドン（２００８年末で４０８キロ）を抜いて世界一となったのは、上海万博の開幕まで１カ月を切った昨年４月１０日のことだった。地上軌道部分も含む総延長で、ロンドンが１８６３年の地下鉄初開業から１５０年近くかけて建設した距離を、上海は１９９５年の１号線開通から１５年であっさり追い抜いた。１０倍のスピードで建設が進んだ計算になる。 ちなみに世界の都市別の地下鉄総延長で３位はニューヨーク（３７０キロ）、４位は東京（３０４キロ）。モスクワ、ソウル、マドリードが続く。東京は１９２７（昭和２）年に「東洋唯一の地下鉄道」と呼ばれた銀座線が開通してから８４年が経過している。 国家の威信をかけ、半年で７０００万人の入場者を見込んだ上海万博のためのインフラ整備でカギとなったのが地下鉄建設。だが皮肉なことに、事故は全長３６キロで昨年４月に開通し、総延長

[kechack]

ロンドンが１８６３年の地下鉄初開業から１５０年近くかけて建設した距離を、上海は１９９５年の１号線開通から１５年であっさり追い抜いた。