【国際情勢分析 吉村剛史の目】「領土」で浮上する台湾の微妙な立場＋（1/3ページ） - MSN産経ニュース

尖閣諸島沖の日本の領海を侵犯した台湾の遊漁船（中央）に近づき、警告を発する海上保安庁の高速艇。遊漁船に同行した台湾・海岸巡防署の巡視船が撮影した＝７月４日（ロイター） 日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化方針に続き、南シナ海の南沙（英語名・スプラトリー）諸島などで中国が海南省三（さん）沙（さ）市を設立するなど、一連の動向の中、台湾の微妙な立場が浮き彫りになっている。いずれに対しても「中華民国」として主権を主張してきた台湾は、２００８年の馬英九政権発足後、経済を軸に中国との関係改善を進めつつも、これらの問題で「中国と連携しない」との従来の姿勢を重ねて強調している。冷ややかな市民 「熱しやすく、冷めやすい」とされる台湾の民意だが、中国と台湾の有力メディアが７月中旬に実施した合同世論調査では、「尖閣諸島の主権問題で中台は連携すべきか？」との設問に、「支持する」と回答した中国市民が８５．３％にの

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「尖閣問題で中台は連携すべきか？」との設問に、「支持する」と回答した中国市民が８５．３％にのぼったのに対し、台湾では５１．５％にとどまった。／半分もいるのに、「中国よりは少ないんだ」と必死な産経