日本の「盾」としての「村山談話」 - 雪斎の随想録

■ 金曜日に田母神前空将の論稿を題材にして産経新聞「正論」欄に原稿を載せた。中身は、ここで書いた二つのエントリーを元にしたものである。 予定通り、産経新聞が運営している「ｉｚａ ブログ」界隈では、不評である。四月末には、「さじをなげたく」なったものであるけれども、今は、「そういうものであろう…」という諦念が先に立っている。 ただし、産経新聞というメディアにおける「多様性」を世に示そうとするならば、雪斎のように、「正論左派」でやっていくことの意味は、決して小さくない。「正論」欄という論説欄に書き始めたのは、もう１０年も前である。過去十年の間に書いた原稿は、既に１２０は超えるであろう。１０年前に「異例の若さ」で迎えてもらい、その後、今に至るまで最若手の一人である。「よくも続いているな…」と思う。 「正論左派」を標榜する雪斎が倣いたいと思っているのは、「正論」欄の第一号執筆者である猪木正道京都大

[daybeforeyesterday]

うーむ

[t-kawase]

こういう真っ当なことを言える保守が櫻田さんだけだと、本当に危機だぜ。

[kechack]

　「村山談話」の破棄を求める右派勢力には、この「村山談話」の政治的な効用が、全然、理解できていない。

[ko_chan]

日本は「土下座外交」で結構得もしてきたわけだから。＞「忘れてしまいたい過去ががある限り『誇り』を持てない」という思い込みが右派勢力にはある。＞信じたいことを信じる＝左翼もそう。

[dj19]

「侵略と植民地支配の過去を糊塗しようする振る舞いは、日本の国益にはマイナスにしかなるまい」この当たり前のことをわからない人が多いんだよなぁ…。

[J_Seagull]

村山談話の効用については全く同感。｜暴走族の例えはユニークだしわかりやすい。ただ「大人の世界の常識が変わり始めていた」という認識は、当時権力中枢にいた少なからぬ人々にはあったけど。

[shinichiroinaba]

"予定通り、産経新聞が運営している「ｉｚａ　ブログ」界隈では、不評である。"「予想」じゃなく「予定」か……。

[comzoo]

「村山談話」は「日本国憲法前文」も「サンフランシスコ講和条約」も矛盾する事なく踏襲しているので、「撤回」なんて具体的に一体どうしたいんだ、って話になるよな。

[itoppi802]

村山さんは社会党右派。今で言う前原さんみたいなもの？阪神大震災の時のことで相当悩んでた一応元軍人。その後自衛隊の災害時の出動が迅速になったのはなぜか。

[amimotosan]

なにげに村山談話を読む機会がなかったので、勉強になりました。

[zaikabou]

保守って本来こういうものなんだろうなあ…。吉田茂を思い浮かべる。憲法9条もそういうものなんでしょうね

[kurokuragawa]

「雪斎は、「村山談話」が日本の「盾」として機能してくれているうちに、早く「普通の国」への脱皮を果たしたほうがいいと思う。」御意

[yingze]

第９条とかも便利な言い訳だと思うよ。

[JuliusCaesar]

村山談話があればこそ｢これ以上謝る必要はない｣と言える。

[daca]

穏健保守リアリストらしい、「村山談話」の政治的効用を指摘したエントリ。とはいえ、非リビジョニスト印としての「村山談話」を純粋に政治的ツールとして割り切れるかどうかは左右双方にとって難しい面がある。

[d-mate]

こうした冷静な認識と状況判断を放棄している人が、意外にも多いし、政治力や財力を持って無理押しをしている、という図なのだろうな。

[udy]

"「正しいことは何時でも何処でも正しい」と考えている点では、彼らが嫌いな左翼活動家のものとは大差はない。しかし、それは、誠に「非政治的な」思考なのである。"

[shibudqn]

「村山談話の政治的効用」

[navecin]

日本を守る盾でありながら、日本を封じる檻だと思われている。

[WinterMute]

"「侵略と植民地支配」の過去を糊塗しようする振る舞いは、日本の国益にはマイナスにしかなるまい"　そう思う。

[y-yoshihide]

「村山談話」を売国と非難する人間が実は売国奴だったという話。そしてやったことは戦略も勝算もなくいたずらに状況を悪化させただけという馬鹿らしさ。今保守がやるべきことは歴史の修正じゃないだろうに。

[rev-9]

"「正しいことは何時でも何処でも正しい」と考えている点では、彼らが嫌いな左翼活動家のものとは大差はない。"

[k-takahashi]

　『「村山談話」が日本の「盾」として機能してくれているうちに、早く「普通の国」への脱皮を果たしたほうがいいと思う。』　

[BUNTEN]

「日本にとって不運であったのは、第一次世界大戦後の脱帝国主義化、「民族自決」原則の広がりの流れには、適応できなかった」という過去は仕方がないから、少なくとも現代には対応すればいいのに、とか思うわけだ。