No.704 《横浜本》「幕末日本探訪記」 – YOKOHAMA xy通信

横浜に関係する書籍から外国人が記録した“ある日の横浜を知る一冊”を紹介しましょう。 タイトルは「幕末日本探訪記」 この本は世界的プラントハンター ロバート・フォーチュン(Robert Fortune)の日本探訪記の訳本です。彼は、1812年9月16日（文化9年）スコットランドに生まれ、エディンバラ王立植物園で園芸を修めた後、ロンドン園芸協会で温室を担当していました。比較的貧しい家に育った彼にとって、ロンドン園芸協会の職はかなり恵まれたものでしたが、彼の非凡な才能は30歳を過ぎて大きく開花します。 1840年代、フォーチュンが30代の頃、英国の富裕層は限りなき欲望の果てに新しいお茶の贅 を求めていました。“新種のお茶”であれば貴族たちは目の色を変え欲しがる贅沢品となっていました。当時、英国から独立したばかりの“アメリカ”でもお茶の人気は高まるばかり、このお茶ブームが後に開国する日本（横浜）を

[Guro]

開港時期の外国人による横浜記録はまだまだたくさんありますね。生麦事件のリチャードソン一行も横浜→神奈川が船ではなかったかしら。（馬子に神奈川で待たせた？）