健太郎、うどんが出来たぞ: たけくまメモ

「健太郎、飯だ。うどんを作ったから、食え」 と父親が声をかけてきました。退院以来、うちでは基本的に父親が食事の用意をしています。なにしろ俺は料理がまったくだめ。約２０年間の一人暮らしのうち、自炊したのはトータル一週間くらいで、あとはオール外食で済ませてしまったくらいですから。 父親が作ったうどんを食べるのは初めてであります。母親が存命のころは、たまにうどんを作ってくれましたが、実をいいますと、俺は母親の作るうどんが好きではありませんでした。俺の母親は関東人で、彼女のうどんは関東特有の丼の底が見えない濃い色の出汁であるばかりか、汁とうどんを分けて茹でることをせずに、最初から一緒に入れてぐつぐつ煮込むため、汁が煮詰まってゲル状の粘性を帯びてドロドロとなり、それでもかまわず煮込むのでうどんが汁をすべて吸収して、しまいには子供の頃「少年マガジン」の秘境特集で見た「アマゾン奥地に生息する全長３メート

[iww]

『問題は、お父さんはこれをうまいと思うのかどうかなんだよ」 「うまい！』 負けてる

[guldeen]

誰が書いても思わず読んでしまう「メシの東西文化差」。しかしこのお父さん、前回はDIY工作(体重計の"台")したりと、何かを作るのが好きな人やね／あと老婆心ながら、食費を思えば自炊には挑むべきです＞竹熊先生。

[kuzan]

関西のうどんと讃岐うどんは違うのだけれども。この熊本のお父さん、前から気になる存在。

[ayewong]

京都でうどんなら「おめん」おすすめ。

[amanoiwato]

竹熊氏のご両親とうちの家族（自分含む）は味覚が合いそうだ。

[nvs]

「母親煮込みうどん・アマゾンミミズ風味」「父親うどん・サンド・ワーム風味」Σ夫婦のいい話だったのね…

[Nean]

せっかくつくったタグなのでとりあえずなんでも使ってみる。

[nijuusannmiri]

これはいい話。泣ける。/うどんを作ってくれるお父さんも、そのうどんがお母さんが作ってくれてたのと同じ不味いうどんだと言うのも、何もかも泣ける。

[m_yanagisawa]

ブログの原点のようなものを感じる

[LondonBridge]

地域差ではなくて、世代の問題のよーな気がする。 うちの母は竹熊氏の親と同世代のはずだけど、やはり蕎麦を煮込む。

[boese]

読みようによっちゃあ泣ける話だ……。

[lenore]

ほのぼの。ちなみにのびたうどんは「死んだうどん」といわれます

[KJ-monasouken]

たぶん、父の好みに合わせて母親がうどんを作ってたってことだろうなあ。

[KoshianX]

たとえメシマズでも母の味……かなあ……。ちっちゃい頃に母に教えてもらって作った卵焼きを大人になって作ってみたらあまりのマズさに愕然としたことがあったっけ……

[nanakoso]

これもひとつの夫婦美談？

[cham_a]

おかんのメシはまずくても食べられなくなるとたまに無性に味わいたくもなる不思議

[kamezo]

「関東のうどんはまずい」は「わら人形論法」かと思っていたら、ちゃんと実在したという話。じゃないってば。／ちゃんと作れば、関東風もうまいのだが、そうですか、お父さんはそれがうまいのですか＿|￣|○

[hihi01]

関西と関東の麺類の話題はつきない。つーか、京女と東男の家庭内闘争の元。

[babelap]

「嫁の飯がマズい」があるなら「母ちゃんの飯がまずい」も当然あるわな……と思ってたら「父の飯がまずい」だった。

[mshkh]

竹熊さんの父さんも，その奥さんの作る煮込みうどんに慣れ，それを好きになっていったってことでしょうかね．人生だなあ．

[TakahashiMasaki]

"「うどんって、本当はうまいんだなあ」と感激した俺は、すっかり関西うどんや讃岐うどんのファンになってしまいました"

[mitimasu]

いわゆる“うどん”とは別の料理として、大ミミズ状うどんも好きだ。太ネギをわんさと入れめんつゆで煮込んで10分＋青ノリ・カツブシ。じゅるり

[simpkin]

私も｢アマゾンの大ミミズ」状態のうどんが好物です　今日も作って食べました