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マイ・ライフ・アズ・ア・ブック My Life as a Book R.A.ラファティ『地球礁』
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マイ・ライフ・アズ・ア・ブック My Life as a Book R.A.ラファティ『地球礁』
…異星からアメリカのロスト・ヘヴンにやって来た、「プーカ人のデュランティ一家」は、ヘンリーとフラン... …異星からアメリカのロスト・ヘヴンにやって来た、「プーカ人のデュランティ一家」は、ヘンリーとフランクの兄弟、ヴェロニカとウィッチーの姉妹、そして彼ら二組の夫婦の子供たち、幽霊であるバッド・ジョンを含む七人の悪ガキども。 奇矯なところのある彼らは地球人たちに疎まれ、住人によってトラブルに巻きこまれ、ヴェロニカは死に、フランクはアル中になり、ウィッチーは精神病院に、ヘンリーは冤罪をかけられる。しかし子供たちはそんなことどこ吹く風と、釣り船を手に入れ、〈海賊〉として旅に出る… 登場人物たちは(地球人も)みなタガがはずれっぱなし、「どうしてこんなことになるの?」という展開が目白押しなのに、ラストは絶妙なところに収縮し、すごい爽快感が。アンファン・テリブルである子供たちがすこぶるよいし、脇役ではインディアン女のフィービーが最高。ただしラファティの短篇しか読んだことのない方は要注意。残酷と毒と狂気がて