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余震に備え、知を守る ―地道なひもかけ作業、黙々と―
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余震に備え、知を守る ―地道なひもかけ作業、黙々と―
5月2日(月)、東北大学附属図書館2号館ではこれまでに引き続き復旧作業が行われ、午前と午後の部そ... 5月2日(月)、東北大学附属図書館2号館ではこれまでに引き続き復旧作業が行われ、午前と午後の部それぞれ20名のHARUのスタッフが作業にあたりました。東北大学附属図書館の2号館は、平成2年の開館以降、国内外の新聞や学術雑誌を所蔵する、東北の知の拠点として機能してきました。当館の所蔵する雑誌は数十万冊に及び、東北大学の学生と教職員を中心に利用されるほか、全国の大学図書館への貸し出し等も行っています。 今年3月11日に発生した東日本大震災とその後の余震により、2号館の2階から4階では、書架に並んでいた書籍の6割以上が床に落下しました。一部の書籍は書架の脚の下敷きになるなどして破損し、書架自体も地震の衝撃で傾き、使えなくなってしまったものもあります。しかし、これまでの図書館本館の職員総勢約60人による懸命の復旧作業と、HARUのボランティアスタッフの活動により、2号館の書籍のほとんどが元の姿と同