ギリシャとローマの交錯点としての憲法96条―木庭顕「デモクラシーの古典的基礎」「法存立の歴史的基盤」から読む - ともの読書日記

【今日の言葉】 「学術的」とは別の言葉で言えば「批判的」とも言えるだろう。 （長谷川修一「聖書考古学」） 【読書日記】 こんばんは。ともです。 今日は、木庭顕「デモクラシーの古典的基礎」「法存立の歴史的基盤」を解釈した地点から、―いわば「斜め後ろ」から―、憲法96条を読んでみたいと思います。あくまで私の「解釈」ですので、みなさまは「批判的」にお読みください。 ■憲法96条を素直に読んでみる まず、素直に条文を読んでみましょう。 日本国憲法 第9章 改正 第96条 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。 ２ 憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこ

[haruhiwai18]

"「デモクラシー」と「法」がともに、社会から見放された「最後の一人」を守ること、に対するギリシャとローマの各々の解答方法…という木庭顕"　→そろそろblog主による本格的な"木庭顕入門(・入門)"が必要ですなw

[bt-shouichi]

「「民主の原理」＝ギリシャ型デモクラシーと、「自由の原理」＝ローマ型法システムが、「個人の尊厳」＝「最後の一人」を守るという共通の原理に貫かれいること」