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浮遊砦-04
夜闇のなか、浮遊砦は音もなく走る。どこに向かっているのか。 砦のあちこちに灯された篝火。ときおり爆... 夜闇のなか、浮遊砦は音もなく走る。どこに向かっているのか。 砦のあちこちに灯された篝火。ときおり爆(は)ぜた火の粉が、風に遊ばれクルクル舞う。 赤い火の粉とともに、無数の白片がうねり舞っている。海風のメモ。 いや。違う筆跡の紙も舞っている。その数がしだいに増している。 御津流は砦の裏庭にいた。 碇を落とす井戸のそば。海風と智庵のメモを外壁に並べ留め、数歩下がって眺めを繰り返しながら、ぶつぶつ呟いている。 「第1段階は感情。生理的。第2段階は感情の整理。理性が感情に作用。第3段階・・・難しいな。調和か、戦いか、無関心か。第4段階は静寂、と。パラメータは感情と理性にして・・・」 キィは砦の横手にいた。 階段状の観客ベンチがぐるっと巡らされた、テニスコートのような空間。その一角に陣取り、キィはポケットから握りこぶしほどのキューブを取り出した。 「人または異文化には六つの側面がある-外見、言語、外
2007/08/03 リンク