国谷キャスター降板で番組コントロール狙う（上） - 川本裕司｜論座アーカイブ

国谷キャスター降板で番組コントロール狙う（上） NHK上層部によるクロ現の「顔」交代に、現場からは「背景にあるのは忖度」の声 川本裕司 朝日新聞記者 23年間にわたりNHKの看板報道番組「クローズアップ現代」のキャスターを務めてきた国谷裕子さん（58）が3月17日を最後に降板する。続投を強く希望した番組担当者の意向が認められず上層部が降板を決断した背景には、クロ現をコントロールしたいＮＨＫ経営層の固い意思がうかがえる。 クロ現は4月から「クローズアップ現代＋」と番組名を一部変え、放送時刻も午後10時からと深くなる。 ＮＨＫ関係者によると、黄木紀之編成局長がクロ現を担当する大型企画開発センターの角英夫センター長、２人のクロ現編集責任者と昨年12月20日すぎに会った際、国谷さんの3月降板を通告した。「時間帯を変え内容も一新してもらいたいので、キャスターを変えたい」という説明だった。 センター側

[paravola]

ＮＨＫ関係者によると、黄木紀之編成局長がクロ現を担当する大型企画開発センターの角英夫センター長、２人のクロ現編集責任者と昨年12月20日すぎに会った際、国谷さんの3月降板を通告した

[vox_populi]

司会者という立場で勉強して今や解説者として著名な池上氏のように、国谷氏は現代日本及び世界の諸相について余人の追随を許さない見識を持ちうる立場にあった。杉尾氏のように今後はそれを政治で活かしたらどうか。