Ｍ・Ｆｏｃｕｓ : トリミング

報道の世界的栄誉とされるピュリッツァー賞の速報写真部門に、ミャンマーで日本の映像ジャーナリスト長井健司さんが銃撃された瞬間を撮影した、ロイター通信写真記者が選ばれた。受賞理由は「ミャンマーで何が起きたかを劇的に伝えた」という。 あらためて、一報段階であの写真をトリミングした日本のメディアの見識を強く批判する。 「倒れている人物が長井さんか特定できない段階での判断としては、間違っていなかった」と考える社もあると聞く。 それなら、と問う。カメラを掲げたまま路上に倒れた人物をトリミングし「逃げ惑う群衆」との趣旨の写真にする必要があったとすれば、それはなぜか、と。 海外カメラマンの報道写真展は、ストレートだ。戦闘やテロに巻き込まれ体の一部を失った負傷者や遺体にカメラを向ける。目を背けたくなっても、それは単なるグロテスクでなく、命が無為に失われる社会があるという「現実」だ。僕たちが受ける衝撃

[hatayasan]

「写真に限らず、トリミングされた報道は少なくない。そこでの「現実」とは方便やアリバイに過ぎない。」ミャンマーでの日本人カメラマンの件。

[sarutoru]

→同意、当時トリミングを施した朝日・読売・産経の傲慢さを忘れずにいよう